現段階では公道では使えない

どうしてそこまでセグウェイが欲しいのか

最大走行19kmしかないので使い勝手が悪いだろうと思うでしょう、残念ながらそれは否定できません。しかしセグウェイを通勤・通学時に使用するのではなく、休日のちょっとした散歩や買物などをするさいには便利ではないでしょうか。ちょっと駅前まで、でも何だか歩きたくないから自転車じゃない、セグウェイを使用していこうというのは中々面白い構図ではなかろうか。急ぎの用でもない、ただ周辺をぶらぶらと散歩がてら見て回り、のんびりと流れる風景を眺めてみたいと思うのは悪いことでしょうか。

そういう時間を持つというのも、人間にとって大事だと思う。単純に乗ってみたいからという原動力もありますが、ちょっと楽して駅前まで行きたいという時などは最適のアイテムと言えます。スピードどうこうではなく、それこそ移動手段に革命をもたらすものと言われる由縁もそうした部分があるからだ。

正直発表された時にはあまりに熱の籠もりすぎた期待感に開発者もじっとり、冷や汗を掻いたのではないだろうか。流石にタイムマシンは行き過ぎにしても、中には空飛ぶスケートボードが開発されたなどと、浮遊力を生かしたやはり先進的な開発が成し得たという触れ込みも大きかった分だけ、反動はかなり堪えたでしょう。またアメリカで発売しても、お国柄でメタボリックシンドロームが懸念され続けている点からも、歩かずにいられるというのは不健康に繋がりかねないという問題まで産み落としてしまった。ターゲット層を誤ったとまで言われていますが、それでもアメリカでは公道などで堂々とセグウェイに乗って警察がパトロールもしているとのこと。

こうなれば日本でも実用化するべきだ、そう言いたくなりますがこの国でセグウェイが正式に認められるまではそれなりにハードルを乗り越えなくてはならない問題があった。

基本的に

日本の道交法において、自転車など人間の力がなくては動かせない乗り物に関しては公道でも気兼ねなく走行できます。ですが自動車はもちろん、バイクなどが走行するためには国が指定した検閲をクリアして、走行する上での問題を解消出来なければ許可が降りないのです。そのためセグウェイも原則として『自動二輪車』という括りに当てはまっているので、現状では公道での走行が出来ない決まりとなっている。

ではこの国でセグウェイは全く導入されていないかと言えばそんなこともありません。現状ですと公道での走行は認められていませんが、私有地においてはその是非に問われません。なので警備や工場、、物流やゴルフ場といった場所においては作業効率を上げるという名目で利用できるようにはなっている。ただ空港へ行ったが、あまり走っているところを見かけないという意見も耳にする。目立つ上、何かと恥ずかしいと感じる人がいるせいなのか。

元々は車椅子を原点として

そもそもどうしてセグウェイを開発したのか、という理由についてですが、元は社会福祉に役立てようとした部分があったからだ。開発者が当初発表したのは、高機能車椅子である『iBOT』を発売しようとしたが、認可が降りなかったためにセグウェイを作るようになったという。

では歩行があまりできない障害者達でも利用できるかといえば、体重移動による操縦で移動するセグウェイはさして難しい技術を要さないので使い勝手は決して悪くはないのです。また原動力も乾電池で走行可能とだけあって、自動車などよりも環境問題を考えられている点も大きいといえます。

健常者の人にしたら利点は少ないかもしれませんが、障害者などの身体が不自由な人には最適なアイテムといえるのです。

公道認可へ

そんなセグウェイがこの度、日本でも公道で走行可能になるというのだ。なんと前向きな情報かと調べると、やはり走行できるまでの関門はかなり難しそうだ。そもそもセグウェイが公道を走るために必要な条件として、

1.誘導員の配置

2.道路使用の許可

3.免許

上記3つの条件が挙げられます。

そうセグウェイも日本の法律上では自動二輪車の枠に当てはまりますので、免許が必要になります。また公道を走れるといっても道路幅が『3メートル以上』必要で、さらに道路には常に誘導員を1人以上配置しなければならないなど、煩わしい部分が多い。

人件費もそうですが、現行の法律では不透明な問題はもちろん、その他諸々の諸事情が絡んできてしまいますので公道で走るというのは、いまだ現実的ではない。それでもいつか走れる日が来るかもしれないとしたら、夢も膨らみます。個人的には先程も言ったが、あくまでプライベートな時間で乗り回す、という使い方が一番のセグウェイの魅力を堪能できる方法と信じている。