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愛車を飾る!パーツ入門 |
マフラー
マフラーとは、ひとことで言うと消音器のことです。排気管の途中にあり、エンジンから排気の際に発する爆発音を押さえる装置で、サイレンサーと呼ぶこともあります。市販のバイクには多段誇張式が採用されていることが多く、これはマフラー内部に仕切りを作り、排気がその間をぬって抜けていくことで音を軽減するというものです。排気効率や最大出力が数パーセント下がりますが、基本的に整備の必要はありません。また、純正以外のマフラーは、ストレート構造という仕組みを採用しています。マフラー内部に巻きつけたグラスウールによって音を小さくする仕組みのことです。こちらは使用期間が長くなると、グラスウールが飛散して消音の効果が大きくうすれていきます。このようなマフラーでは、当然車検は通過できません。数千キロ~1万キロでグラスウール、もしくはマフラー本体を交換しましょう。 マフラーは大きく分けてフルエキゾースト型とスリップオン型の2種類に分けられます。フルエキゾースト型は、排気系統のパーツを丸ごと交換するタイプで、非常に高価です。スリップオン型は、サイレンサー、あるいはエキゾーストとサイレンサーをつなぐパーツ(ジョイントパイプ)のみを交換するタイプのものをいいます。愛車のチューニングの手始めに、マフラーを選ぶことが多々ありますが、マフラーによるエンジンへの影響は、実際にはほとんどありません。最近は、デザイン重視でマフラーを選ぶ傾向も高いようです。
ブレーキ
ブレーキとは、バイクの制動装置のことです。走行しているタイヤの回転速度を落とすためのシステムで、右手のブレーキレバーによって操作します。バイクのブレーキには、ドラムブレーキとディスクブレーキの2種類があります。
ドラムブレーキは、ブレーキシューといわれるパーツを、タイヤといっしょに回転する円筒型のドラムの内側に押し付けてタイヤをストップさせる仕組みで、スクーターなどでよく採用されています。雨などでブレーキの内部に水が入った場合、回転が遅くなって制動の性能が落ちることがあります。また、使用年数を経るとブレーキシューが摩耗し、ドラムとシューのすき間が大きくなり、突然キュッとブレーキがかかったような「カックンブレーキ」といわれる症状が出ることがあります。
ディスクブレーキは、車軸といっしょに回転している金属製の丸いディスクをブレーキパッドで挟んで、タイヤを止める仕組みです。以前はケーブルによる作動方式が用いられていましたが、現在はほとんど液圧作動式が採用されています。大型排気量のバイクでは、前輪の左右両側にディスクを備えている車種もあようです。
また、エンジンブレーキといわれているのはブレーキの種類や装置ではなく、シフトダウンすることで、エンジンの回転数を落とし、タイヤの回転数との差が抵抗となってブレーキとなることです。長い下り坂などでは有効ですが、速度に合わせてシフトダウンをしないと、エンジンブレーキが効きすぎて後輪がロックしたり、転倒につながる場合があるので注意が必要です。
クラッチ
クラッチとは、エンジンの動力をタイヤに伝達したり、切断したりする装置のことです。エンジンとトランスミッション(変速機)の間に取り付けられていて、発進、停止、変速時などに動力を伝達します。クラッチには湿式と乾式とがあり、バイクの場合は湿式が採用されている車種が多いようです。車と違って、できる限りコンパクトに収めたいために、エンジンとクラッチ、トランスミッションが一体式で同じオイルを潤滑させるためというのが理由のようです。ほとんどの車種で、左手のクラッチレバーで操作し、油圧やワイヤーによって動作を伝えます。レバーの操作により半クラッチ状態も可能です。初期のバイクは、車のような足踏み式のクラッチが一般的だったようです。
クラッチは、急発進や急加速を繰り返したりクラッチレバーの操作が悪いと、摩擦が大きくなり、つながりが悪くなったり切れなかったりします。また、アクセルをあげても速度が出ず、エンジン音が高回転域で高くなるようであれば、注意が必要です。クラッチ板が完全にすり減って、走行不可能という状況に陥ることになります。クラッチ板の厚さを点検し、ゆがみや傷がないかどうかも確認が必要です。また、クラッチ内部のスプリングも長期間使用したものは、スプリング力が落ちているので交換した方がよいでしょう。
サスペンション
サスペンションとは、タイヤとバイクの車体を接続するパーツのことで、走行中、バイクの車体が地面から受ける衝撃を吸収するクッションの役割も担っています。バイクに使用されるサスペンションは、ほとんどの場合ショックを吸収するスプリングとショックアブソーバー(または、ダンパー)が一体となった「サスペンションユニット(クッションユニット)」が採用されています。また一般的に、前輪はフロントフォーク、後輪はリヤサスペンションと呼ばれ、異なる形式が採用されています。というのも、車と違い、バイクのサスペンションは、前輪は操舵装置の一部を兼ねている場合が多く、後輪は駆動装置との関係があるからです。
前輪に使用されているフロントフォークは、現在ではテレスコピックフォークと呼ばれる形式が採用されることが多く、繰り出し式望遠鏡のように伸縮する内筒(インナーチューブ)と外筒(アウターチューブ)からできています。これが伸縮して、内部のスプリングとダンパーでショックを吸収し振動を緩和します。外筒が下側になる「正立式」と、外筒が上側になる「倒立式」があります。
リヤサスペンションは、スイングアーム式を採用していることが多く、スプリングが外側から見えクッションの働きをしている様子がわかりやすくなっています。 実際には、フロント、リヤともに、スプリングだけでショックを吸収しているわけではなく、オイルなどを使用してショックを受けて沈み込んだ車体をゆっくりと元の状態に戻さなくてはならないので、 内部は複雑な構造をしています。
定期的にオイルの交換などのメンテナンスが必要です。
スプロケット
スプロケット(スプロケ)とは、チェーンを引っ掛けエンジンからの動力をタイヤに伝える歯車のことをいいます。またチェーンホイールと呼ばれることもあります。
エンジン側のドライブスプロケットと、リヤタイヤ側のリア(ドリブン)スプロケットの2つのスプロケットがついています。リアの方が歯車が大きく、前後の組み合わせや歯の数の組み合わせによって、最高速の伸び、低速での安定感、加速のよさなどを変化させることができます。好みや使用用途に合わせてカスタマイズすることが可能です。鋳鉄製やアルミ製、また内側のみアルミ製で歯の部分は鉄製のものなど、耐久性を重視するとともに軽量化も考えられています。
スプロケットは、常に高速で回転しているので負荷が大きくかかり摩耗が激しいパーツです。歯の山の部分がすり減ってとがってきたら交換しなくてはなりません。交換する時は、ドライブ、リアだけでなく、チェーンも同時に摩耗していることが多いのでセットで交換した方がよいでしょう。摩耗したスプロケットを使用し続けると、走行中にチェーンが外れる、または最悪の場合切れるなど大事故につながることとなるので、日ごろの点検を怠らないようにしましょう。チェーンがたるみすぎていないか適度に調節し、定期的にチェーンルブを注すことも必要です。
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