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バイクに関するアルカルト

ファッションから入るバイクその1

1)ライディングウェア


バイクに乗る場合、ジャケットなどの上着は夏も冬も長袖、パンツについてもできる限り皮膚の露出を避けたものがよいでしょう。主な理由は2つあります。1つは、走行中は絶えず風を受ける状態が続き、体温を奪われるから。もう1つは、万が一転倒したり、事故を起こした場合、露出部分が多いとケガをする可能性が大きくなるからです。
バイクの場合、当然のことながら冷暖房もなく外気温に直接さらされるので、夏は通気性がよく蒸れないもの、冬は保温性がよく動きやすいものを選ぶとよいでしょう。色はできるだけ明るめの目立つ色がおすすめです。道路を走行中など、バイクは視界に入っても見落としやすいので、事故の原因を1つでも減らすためには、ドライバーや歩行者の目を意識したウェアの色を選択したいものです。また、ウォレットチェーンなどのアクセサリーや、ひらひらしたデザインのものなど、バイクの車体に引っかかって操作の邪魔になりそうなものは、避けた方が無難です。
サーキット走行やオフロード走行など、危険の多い走行の場合、ライディングウェアを必ず着用しますが、日常の走行においても安全性や操作性を考えて、ひじ用やひざ用の「プロテクター」を使用しましょう。
季節や走行目的によってふさわしいウェアを選ぶと、快適なライディングが楽しめます。

2)ライディングウェアのメーカー

バイクウェアのブランドは、海外ではザ・リアル・マッコイズ、ショット、バンソン、ラングリッツレザーなど数多く存在しますが、ここでは、日本の代表的なメーカーを紹介します。


■南海部品株式会社
日本各地に販売店を持つ、バイク用品全般のメーカー。本店は、大阪市北区。バイクのパーツだけでなく、ヘルメットやゴーグル、ウェア、ブーツ、バッグなど、あらゆるバイク用品を扱っています。島田紳助とは、彼が参戦するバイクレースのスポンサーになるなど、深い交流があります。


■株式会社クシタニ
皮製品のメーカーとして世界的にも有名。昭和28年からバイク関連のウェアの製造を始め、ケビン・シュワンツやワイン・ガードナーといった世界のトップライダーたちに愛用されてきました。クシタニのライダースーツ、ブーツ、グローブは、バイクメーカーから安全防具の依頼を受けて始まったもので、安全性の面では絶大な信頼を受けています。店頭で販売されているものも、レーサー使用のスーツと同じ工程、同じ品質で作られています。


■株式会社カドヤ本社
カドヤは、1935年に東京・浅草にオーダーメイド専門の皮革洋品店として創業しました。バイク用品を取り扱うようになったのは、2代目の深野正孝が自身の趣味から。職人の手によるオーダーメイドは、現在でも行っています。ライダーの好みや行動に合せて、独特なウェアを作っています。

3)ライディングジャケット

バイク用のジャケットに求められるのは、第一に安全性の高さです。車のドライバーと違い、ライダーは車体の外に乗車しているので、当然事故など危険な状態に遭遇した場合、高い確率でケガをします。転倒した場合も、厚手のジャケットを一枚着ているだけでケガや火傷の傷はかなり少なくできでしょう。そこで、着用をおすすめするのが丈夫なレザー素材のジャケット。バイク用のジャケットの場合は、背中や腹部、また肘や肩などの関節部分にパッドが入っていて、アクシデントから体を守ってくれます。
また、バイク用のジャケットは一般的なジャケットと比べ、袖が長めにできています。これは、ライディングフォームをとったときに腕を前に伸ばすので、手首が出ないようにするためであります。バイクによってライディングの姿勢は変わるので、腰が出ないように裾が長めのものもあります。いずれにしろ走行時は、体全体に常に風を浴びるので体温が下がるので、夏でもジャケットを着用した方がよいでしょう。
ファッションの面でも、バイクに合わせたジャケットを選ぶ楽しみがあります。例えば、レプリカタイプの場合は、カウルの色に合わせたカラーのレーサー仕様のジャケット。アメリカンタイプなら、スカル柄やファイヤー柄のハードなイメージのジャケット。オフロードタイプは、安全性を重視したパッド入りでしかも動きやすいメッシュタイプのジャケット。ビッグスクーターの場合は、どんなデザインも合わせやすいので、好みのジャケットを楽しめます。

4)ライディングパンツ

短い距離の走行なら、ジーンズなどふだん履きのパンツでもかまいませんが、安全性の面では、できればライディングパンツの着用をおすすめします。膝にニースライダーと呼ばれる膝を保護する器具が内蔵されており、くるぶしや腰にもガードやパッドが入っているものです。バイクを降りて歩く際には、ごわごわと歩きにくく、通気性の面でも快適とは言えません。しかし高速走行、長距離走行をする場合には、体を固定する役目も果たし安定感が増します。何より、万が一の場合に安全なのです。
皮パンツの場合は、強度は商品によってさまざまですが、普通のパンツより丈夫で転倒した際摩擦で破れにくくなっています。ただしパットなどが入っていないので、安全性の面では、十分ではありません。
オフロード用のパンツの場合は、インナーとアウターを二重に着用しましょう。転倒の際の安全性を考えて、パットやガードがきちんと入っている割に、動きやすく、アウターで調節すれば、夏用は比較的通気性もよく、冬用は防寒、防風対策ができます。
パンツを選ぶ時のコツは、ライディングの姿勢をとったときに、裾から足首が出すぎないか確認しておくことです。また、ブーツの中に裾を入れても、窮屈にならないかどうかを確認しましょう。防寒対策として、ライディングパンツや皮パンツを着用する時もアンダーパンツを着用した方がよいのですが、この場合もモコモコして動きにくくないようにしておきたいものです。

5)ライディンググローブ

バイクに乗る時、グローブなしで乗っているライダーがいますが、これは避けましょう。万が一転倒した場合、まず地面に手をつくので大けがや大やけどをすることになります。ライダーにとって、ヘルメットともに必需品なのです。
グローブは、皮革、または人工皮革で作られています。手首までのものと手首が隠れるタイプのものがあり、また夏用、冬用など、シーズンに合わせて様々なタイプがあります。レーシング用のタイプには、指の関節部分にプロテクターがついているものや、手のひらの部分に金属のびょうが打ってあり、転倒して手を路面にぶつけたり擦ったりしても大丈夫な工夫がされています。
グローブを選ぶ時のポイントとして、まず指がスムーズに動かせるかどうかが大切です。そして、クラッチやブレーキレバー、アクセルの操作を感じ取れるものがいいでしょう。またウィンカーなどの操作の際、指の曲げ伸ばしに不自由がないかも確認しましょう。はずした時に、平たくたためるようなものではなく、手の形にそって立体的に縫製されているものを選びましょう。二重構造になっているものは、安全性の面では信頼できますが、インナーがずれるなど装着に違和感がある場合は、操作しにくくなるので注意が必要です。オイルなどをつけて手入れすると滑って大変危険なのですが、硬くなった場合には、手の甲側に薄くミンクオイルを塗るなどして手入れをしましょう。

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