バイク買取一括査定 > バイクレースに関するアラカルト・耐久レースその1
耐久レースその1
1)耐久レースとは
耐久レースとは2人以上のライダーがチームを組み、規定時間内にどれだけの周回数を走れるかを競うレースです。定義としては、レースの総走行距離が130キロを超えるもの、または走行時間2時間以上で、チーム単位で2人もしくは3人のライダーで行われるものを耐久レースといいます。
耐久レースの歴史は、19世紀の終わりにさかのぼります。四輪と二輪が同時に走る長距離の都市間レースだったものが、のちにラリーと、サーキットで行われるロードレースに分かれ、さらに四輪と二輪とが区別されるようになりました。
そして1922年にフランス語で「金杯」を意味する「ボルドール」の名を冠した「ボルドール耐久レース」が始まりました。この頃はライダーは1人で、給油以外のピットストップは認められないという過酷なものでした。その後ルールが整備され、第二次世界大戦後、世界各地で新たな耐久レースが開催されるようになりました。
2)FIM世界耐久選手権
FIM世界耐久選手権の歴史は、1960年にイギリスのスラックストン、フランスのボルドールなど4つの耐久選手権から始まります。しかし、本格的に耐久選手権が始まったのは、1970年代に日本のホンダとカワサキによって4気筒エンジンがもたらされてからとなります。そして1976年に、FIM世耐久選手権はヨーロッパ選手権となり、1980年には世界選手権に昇格することとなりました。
1980年代には、FIM世界耐久選手権は10戦にものぼることがありましたが、その後徐々に減っていき、最終的にはル・マン24時間、スパ・フランコルシャン24時間、鈴鹿8時間、ボルドール24時間の4レースが残りました。現在、ベルギーのスパ・フランコルシャンは、同じくベルギーのゾルダーサーキットで6時間耐久レースとなって開催されています。
日本人としては、2005年に北川圭一が初めて世界耐久チャンピオンを獲得。北川はこの後、2006年も連覇を成し遂げています。
3)耐久レース開催地
世界耐久選手権のおもな開催国とサーキットは次の通り。
■オランダ ・アッセン500キロ(サーキット・ファン・ドレンテ=TTサーキット・アッセン)
■フランス ・ル・マン24時間耐久レース(ル・マンサーキット)
・ボルドール24時間耐久レース(マニクールサーキット)
■スペイン ・アルバセテ8時間耐久レース(アルバセテサーキット)
■ベルギー ・ゾルダー6時間耐久レース(ノルドシュレイフサーキット)
■日本 ・鈴鹿8時間耐久レース (鈴鹿サーキット)
■ドイツ ・オシェルスレーベン24時間耐久レース (シェルスレーベンモータースポーツアリーナ)
■カタール ・ドーハ6時間耐久レース (ロサイル・インターナショナル・サーキット)
このうち、ドーハ6時間耐久レースが開催されるロサイル・インターナショナル・サーキットは、カタールの首都ドーハ郊外の砂漠の中に新しく作られたものです。
4)耐久レースの仕様
耐久レースはスプリントレースとは異なった仕様のマシンで戦います。外見から見てもっとも大きな違いはライトの存在。24時間耐久レースなどレースが夜間にかかる場合は、ヘッドライト、ストップランプと公認されたバッテリーが装備されていなければいけません。このバッテリーは、レース中とレース後の車検も正常に動かなければ入賞は認められず、ヘッドライト、ストップランプもレース中は正常に作動しなければなりません。ライトオン表示後に無灯火で走行することは認められず、ライトがつかなければピットインして修理することが要求されます。
耐久レースのマシンの最低重量は、スプリント用のマシンの最低重量に3キロを加算されますが、ライト装備を義務づけられる耐久レースではさらに2キロ加算され、スプリント用に5キロが加算された重量が最低重量となります。
5)鈴鹿300キロ耐久ロードレース
鈴鹿300キロ耐久ロードレースとは、鈴鹿8時間耐久ロードレースの前哨戦として、毎年6月に8耐と同じ鈴鹿サーキットで開催されるレースです。
2003年までは「鈴鹿200キロレース」として、全日本ロードレース選手権の中の一戦として開催されていました。この鈴鹿200キロレースは、スプリントレースでしたが、走行距離が長いため途中ピットインして給油(場合によってはタイヤ交換も)をしなければ完走できず、このことから、鈴鹿8耐の前哨戦と呼ばれていました。そして、2004年開催からは“Road to 8hours”と銘打ち、全日本ロードレースのシリーズからはずして完全に鈴鹿8耐の前哨戦として位置づけられました。
鈴鹿300キロ耐久ロードレースは8耐と同じくル・マン式でスタートし、レース時間は約2時間。ライダーも1チーム2人まで登録可能(1人で完走してもよい)、レース途中での給油やタイヤ交換が行われるなど、鈴鹿8耐とほぼ同じレギュレーションで開催され、マシンレギュレーションも8耐との共通性が高いレースです。このことから、鈴鹿8耐の戦略をシミュレーションするために8耐と同じ体制で臨むチームも少なからずあります。










