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バイクレースに関するアラカルト

全日本ロードレースその1

1)全日本ロードレースとは

全日本ロードレース選手権は1967年に第1回大会が開催された歴史ある大会です。競技は全日本ロードレース選手権大会特別規則と各大会の特別規則に基づいて、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)と日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)の公認国際格式競技会として開催されます。
開催クラスは、2007年現在、JSB1000、ST600、GP250、GP125、GP-MONOの5クラス。全国5~7ヵ所のサーキットを転戦し、それぞれのクラスで優勝者から順に20、17、15、13、11、10以下1ポイントまで、15位のライダーまでポイントが与えられ(JSB1000クラスのみ、優勝者から順に25、22、20、18、16、15、以下1ポイントまで1~20位までポイントが与えられます。また最終戦のポイントには、全クラスボーナスポイントが加算)、年間で合計ポイントが最も多いライダーがチャンピオンとなります。
全日本ロードレースに出場する条件は、国際ライセンスを所持していること。GP-MONOのみ国内ライセンスで参戦可能です。また、全日本ロードレース選手権は、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキという4大メーカーのお膝元で開催される大会だけあり、世界トップクラスの車両を間近に見ることができます。


2)JSB1000

JSB1000クラスは全日本ロードレース最高峰のクラスで(2007年現在)、2002年から開催、2003年からは単独開催されています。JSBはJapan Super Bikeの略で、この名前が示す通り日本独自のカテゴリーです。
マシンは一般市販される4ストローク排気量600cc以上1,000cc以下のマシンをベースに、レース用に改造が施されたもの。クランクシャフト、コンロッド、ピストン、ピストンリング、ピストンピン及びクリップ、シリンダーは公認車両のままで、改造は一切許可されておらず、そのほかの可改造範囲も厳しく制限されています。最低重量はも2~3気筒が158キロ、4~5気筒が168キロ、6気筒が178キロと決まっています。
またコストを抑制するために、クラス別上位3位に入賞した車両には、部品の買取制度があります。次の部品は、購入希望者がいた場合、決められた価格で販売しなければなりません。


・フロントサスペンション120万円
・リヤサスペンション40万円
・シリンダーヘッドアッセンブリー50万円
・ECUイグニッション15万円
・カムシャフト(in & ex)/カムシャフト/バルブスプリングセット10万円


購入は、同じレースに参加した者のみ申請することが可能で、決勝レース暫定結果発表後30分以内に購入申請しなければ買い取ることはできません。また、同じくコスト抑制という理由からタイヤの使用に本数制限があり、予選、ウォーミングアップラップ、決勝を通じて3セットとなっています。


歴代チャンピオンは次の通り。
2002年 山口辰也
2003年 北川圭一
2004年 井筒仁康
2005年 伊藤真一
2006年 伊藤真一
2007年 渡辺篤

3)ST600

ST600クラスは、2001年から全日本ロードレース正式クラスとして開催されています。2007年現在まで、すべてホンダユーザーが王座を獲得しているクラスです。
マシンは、4気筒は401cc以上600ccまで、2気筒は600cc以上750ccまでの4ストロークエンジンのマシンをベースにレース用に改造が施されたものです。改造範囲は大きく制限されていて、全日本選手権の中では最も市販車に近い状態で争われます。最低重量は4気筒は160キロ、2気筒は172キロ。
コスト抑制のために買い取り制度があり、大会6位以内に入賞したマシンと部品は、購入希望者がいた場合、決められた価格で販売しなければなりません。車両買取価格は、国産車両の場合は200万円、外国産車両の場合は300万円。部品は、フロントサスペンションは35万円、リヤサスペンション25万円、そのほかキャブレターASSY、シリンダーヘッドASSY、ECU&インジェクションも細かく金額が決められています。タイヤは、ドライ路面では市販タイヤを使用。本数も制限があり、使用できるのは予選、ウォーミングアップラップ、決勝を通じて3セットです。


歴代チャンピオンは次の通り。
2001年 武田雄一
2002年 清成龍一
2003年 小西良輝
2004年 辻村猛
2005年 安田殻史
2006年 安田殻史
2007年 小西良輝

4)GP250

GP250クラスは176㏄以上250㏄までの2ストローク、2気筒までのレース専用車によって争われているクラスです。ホンダが一般市販するRS250Rと、ヤマハTZ250という2種類の市販レーサーが中心。燃料タンクの容量は最大32リットルまで、最低車重は100キロ。
このクラスは、軽量な車重と100馬力近いパワーのエンジン性能から、大排気量マシンをしのぐスピードを見せることもあります。MotoGP世界選手権シリーズの250ccクラスとほぼ同じレギュレーションとなっていて、過去、岡田忠之、原田哲也、宇川徹、沼田憲保、加藤大治郎、中野真矢、松戸直樹、関口太郎、青山博一、高橋裕紀、青山周平らがチャンピオンをとって世界選手権シリーズへの参戦の足がかりとしました。また、このクラスにホンダは、2003年、一定の条件を満たしたライダーをMotoGPのGP250に2年間のフル参戦をサポートするというスカラーシップを設定。第一期生には青山博一、第二期生に高橋裕紀、第三期生に青山周平が選ばれています。


歴代チャンピオン(本文中に名前のある年代から)は次の通り。
1989年 岡田忠之
1990年 岡田忠之
1991年 岡田忠之
1992年 原田哲也
1993年 宇川徹
1994年 宇川徹
1995年 沼田憲保
1996年 沼田憲保
1997年 加藤大治郎
1998年 中野真矢
1999年 松戸直樹
2000年 中冨伸一
2001年 関口太郎
2002年 嘉陽哲久
2003年 青山博一
2004年 高橋裕紀
2005年 青山周平
2006年 横江竜司
2007年 宇井陽一

5)GP125

GP125クラスは86㏄以上125㏄までの2ストローク、単気筒のレース専用車によって争われているクラスです。ホンダが一般市販するRS125Rと、ヤマハTZ125という2種類の市販レーサーが中心。燃料タンクの容量は最大32リットルまで、最低車重は70キロ。125㏄クラスに関しての車両重量チェックは、ライダーがレーシングスーツ、ヘルメットなど装備を装着し、マシンに乗車した状態で122キロとならなければいけないとされていましたが、2008年より車両重量(マシンの最低重量70キロ)のみに変更されることになっています。
トップスピードは大排気量クラスには劣りますが、そのかわりに高いコーナリングスピードを維持することが可能。MotoGP世界選手権シリーズの125ccクラスとほぼ同じレギュレーションとなっていて、過去、坂田和人、小野真央、斉藤明、加藤義昌、宮坂賢、宇井陽一、東雅雄、小山知良らが、このクラスでチャンピオンをとって世界選手権シリーズへの参戦の足がかりとしました。また2006年チャンピオンの中上貴晶は、14歳で全戦全勝でチャンピオンを獲得しました。


歴代チャンピオン(本文中に名前のある年代から)は次の通り。
1990年 坂田和人
1991年 小野真央
1992年 斉藤明
1993年 加藤義昌
1994年 宮坂賢
1995年 宇井陽一
1996年 東雅雄
1997年 秋田貴志
1998年 仲城英幸
1999年 仲城英幸
2000年 小山知良
2001年 仲城英幸
2002年 仲城英幸
2003年 青山周平
2004年 仲城英幸
2005年 菊池寛幸
2006年 中上貴晶
2007年 岩田裕臣

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