バイク買取一括査定 > バイクレースに関するアラカルト・モトクロスその1
モトクロスその1
1)モトクロスとは
財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)の定義によると、モトクロスとは「走路面に凹凸、急勾配、走路方向が急変するような地形のところで行われるクロス・カントリーレース」とされています。つまり未舗装の周回コースでスピードを争う二輪レースのことです。
日本国内すべてのモトクロス公認競技会は、MFJの競技規則に沿って運営されています。(世界選手権を除く)モトクロスのコースは、通常、丘陵などの不整地に設けられ、コースの長さは1周を3キロメートル以下とし、追い越し可能なゆとりを持たせたコース幅になっています。また、適切なレーシングコンディションと、安全性が確保されることも条件の1つです。
モトクロスレースの見どころは、ジャンプ台などの人工的セクションや起伏に富んだ自然の地形を生かした勾配で、勝負どころもまた同じです。
2)ライセンス区分
日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)の公認モトクロス競技会に参加するには、MFJ発行の競技ライセンスを取得する必要があります。ライセンスは次のように区分されています。
・PCライセンス
8歳以下の年少者と親権者に対して設けられる資格。MFJの公認するPCライセンス講習会を親権者と共に受講して、修了証(発行以後6ヵ月間有効)を取得していることが条件。取得後の資格更新で9歳以上となる場合は、ジュニアライセンスに移行。
・ジュニアライセンス
9歳~15歳でMFJの公認するジュニアライセンス講習会を受講して、修了証(発行以後6ヵ月間有効)を取得していることが条件。取得後の資格更新で16歳以上となる場合は、国内B級に移行。
・国内B級ライセンス
16歳以上の者で運転免許証(小型特殊免許を除く、以下同じ)を取得していること、または、MFJの公認する国内B級ライセンス講習会を受講して修了証(取得後6ヵ月有効)を取得していることが条件。後者の場合、運転免許証を取得可能な身体的要件を備えていることが条件。
上記のライセンスのほか、国内A級、国際B級、国際A級のライセンスがあり、別途定める昇格基準によって順次昇格していきます。最初に取得できるライセンスは「PC」「ジュニア」「国内B級」です。
3)モトクロスライセンスの昇格
全日本モトクロス選手権、モトクロス地方選手権では、完走順位によってポイントが与えられます。優勝者には25点付与され、2位22点、3位20点、4位18点、5位16点、6位15点、以下、20位1点までです。
このポイントに基づき、国内B級から国内A級へは、公認競技会で各地方で次のポイントを獲得した場合、自動昇格の対象となります。北海道250点、東北160点、関東115点、中部160点、近畿125点、中国150点、四国210点、九州170点。また、国内A級から国際B級へは、同じく公認競技会で、北海道250点、東北200点、関東205点、中部200点、近畿210点、中国200点、四国260点、九州210点のポイントを得た者が自動昇格の対象となります。
国際B級から国際A級への自動昇格は、全日本選手権ランキングで、各クラス1位~6位にランクされた者が対象です。
4)公式シグナル
モトクロスレースでは、約75センチ×60センチのシグナル旗による公式シグナルが使用されています。ライダーは掲示される公式シグナルを確認する義務があり、そのシグナルに従わなければならないとされています。
公式シグナルの意味は次の通り。
・国旗:レーススタート
・赤旗:レース時に掲示された場合は、全員走行停止。スタート時は、フライングのためスタートやり直し
・黒旗と黒地に白文字でゼッケンを記したボード:サインボードで示された番号の競技車両は速やかにピットインする
・黄旗:静止掲示は、危険予告・減速。振動掲示は、危険予告・徐行、停止準備、安全確認、追い越し禁止
・青旗:振動掲示。警告、ラップされようとしている
・緑旗:レーススタート時におけるコースクリアを示すため、またはエンジン始動の合図に使用される場合がある
・チェッカー旗(白黒):レース終了
また、シグナル旗以外の公式シグナルとして、競技での規定時間を経過した後トップのライダーがゴールを通過した時点から、残りの周回数を示すボードが提示されます。
5)スタート方法
日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)の統括するモトクロスレースは、原則としてスターティングマシンを使ったエンジンランニングスタートになります。詳しいスタート方法は、次の通り。
スタート位置は、大会特別規則か公式通知で決められている決定方法により、一度スターティンググリッドを選択した後の位置の変更は認められません。スターティングマシンを使う場合は、車両の位置はスターティングマシン後方の区域内にあることとなっています。エンジンのウォーミングアップは、主催者に指定された場所、時間帯に限られ、ウォーミングアップ以降、スタート係によってスタートのためのエンジン始動の合図がなされた後(キックスタートの場合は、エンジン停止の合図がなされた後)はライダーから“待て”のサインがあってもレースは続行されます。
スタートは、正規のスタートラインからすることとされていて、その際、各ライダーに与えられたスタート位置による距離的、時間的なハンディキャップは一切考慮されません。スターティングマシンを使用しない場合、スタートの合図はスタート係の合図(日章旗等)によって行われます。
スタート時にフライングがあった場合は、スタートライン前方(第1コーナー付近)に赤旗が提示されて再スタートとなります。また、同じライダーがもう一度フライングした場合、そのライダーは失格になります。
6)レース終了
モトクロスレースは、優勝者が完走した後にチェッカー旗が振られ、フラッグマーシャルが定位置を離れるか、またはマーシャルがコースを一巡すればレースは終了となります。トップを走行するライダーが、所定の周回数を走りきる前にレース終了のシグナルが出された場合はその時点でレースは終了です。
優勝者は、決められた周回数、またはレース時間を最短時間で完走したライダーで、優勝者以下の順位は、チェッカーを受けて完走周回数を満たしたライダーの中で周回数の多い順に決まります。同じ周回数の場合はチェッカーを受けた順。チェッカーを受けられなかった場合も、優勝者の75パーセント(少数点以下切り捨て)以上の周回数を走行していれば完走扱いとなります。途中でリタイヤしたライダーも、75パーセント以上走行で完走者とみなされます。順位は、チェッカーを受けたライダーのあと、周回数の多い順、同周回数はゴールライン通過順に決まります。










