バイク買取一括査定 > バイクレースに関するアラカルト・スーパーモタードその1

バイクレースに関するアラカルト

スーパーモタードその1

1)スーパーモタードとは

スーパーモタードとは、モタード、スーパーモトとも呼ばれるバイクレースです。
コースは、ターマック(アスファルト路面)とダート(未舗装路面)が入り混じったもので、割合としてはターマックが8割、ダートが2割となるのが基準ですが、中にはすべてターマックのコースもあります。
ターマックセクションでは、ロードレースならではの高速走行が、ダートセクションではオフロードレースならではのジャンプやスライド走行(ドリフト走行)が楽しめます。使用されるマシンは、モトクロス用に造られたオートバイ、モトクロッサーにオンロードタイヤを装着。当初は市販のモトクロッサーを改造して走行していましたが、最近ではモタード専用のマシンも販売されています。走行時には、ヘルメットとゴーグル、レーシングスーツを着用します。これらはすべて、モトクロス用のものでなければなりません。
日本では、MOTO1オールスターズという全日本選手権がMFJ公認の大会として開催されて、海外では、AMAスーパーモト(アメリカ)、スーパーモタードヨーロッパ選手権、スーパーモト世界選手権などが開催されています。

2)歴史

舗装されたコースで速さを競うロードレース、丘などのオフロードコースを走るモトクロス、土(ダート)のコースで速さを競うダートトラック。これらのなかで、どの競技のレーサーが最も早く走れるかという議論がきっかけとなり、1970年代のアメリカでモタードは生まれました。当時はスーパーバイカーズと呼ばれていました。
その後、人気はヨーロッパにも広がり、スーパーモタードと名づけられました。ヨーロッパはオフロードレースがもともと盛んだったこともあり急速に広まり、その後モタード人気が下火になっていたアメリカに逆輸入され、再びスーパーモトとして人気を集めるようになりました。
日本で最初にモタードレースが行われたのは、2001年12月のことで、開催されたのは静岡県にある森町デイトナスライドパークです。2003年4月には、MOTO1と呼ばれるスーパーモタード選手権が始まりました。MOTO1はエリアごとに分かれた選手権でしたが、2005年より全日本選手権であるMOTO1グランプリがMFJ公認レースとして開催されています。

3)競技に使われる車両

競技が誕生した当初は、モタードはオフロードバイクであるモトクロッサーに改造を加えた車両で行われていました。おもな改造は以下の通り。
まずはタイヤ。ターマックセクションでのグリップ力を得るため、ロード用のタイヤをつける必要があります。しかし、ロード用のタイヤはダートセクションではグリップ力が低くなり、これを防ぐために各自で好みの溝をタイヤに作って、ダートセクションでのグリップ力をあげています。これをグルーピングといいます。タイヤをロード用に変えるため、ホイールも変更しなければなりません。大きさは約16~17インチ程度のものです。
バイクは、ターマックセクションではあまり姿勢は変化しません。しかし、ダートセクションのジャンプなどでは大きく変化するため、サスの調整も重要です。オフより動きにくく、ロードよりは動きやすくセッティングしなければいけません。ブレーキは、特にターマックセクションでは強力なパワーが必要になります。そのため、ロードレースに適したブレーキングシステムにしておく必要があります。しかし、現在はモタード人気を受け、最初からモタード用に設計された車両も各メーカーから販売されています。

4)モタードの装備

モタードを始めるのに必要な装備は、ヘルメット・グローブ・レーシングスーツなど基本的にロードレースと同じです。しかし、ロードレースのものは以下のような違いがあるので、選ぶ際には注意しておく必要があります。
ヘルメットについては、オフロード用のものを使い、ゴーグルをつけます。グローブは、オフロード用(モトクロス用など)のものがダートセクション走行時の操作性が期待できます。これらのグローブはターマックセクションで転倒した場合、舗装面との摩擦に弱いという欠点があるので、サーキットで走行する場合は、オンロード用を選びましょう。
レーシングスーツは、オンロード用のスーツで代用できます。しかし、オンロード用の革つなぎは、前傾姿勢での走行を前提として作られているため、直立姿勢で走行するモタードで着用すると、少々動きにくくなってしまいます。動きやすさを考えれば、モタード用のスーツのほうが適しているでしょう。ブーツはオフロード(モトクロス)用のものを使用しましょう。

5)MOTO1開催クラス

MOTO1の開催クラスは、以下のように分けられています。
まずは、「チャレンジ」と呼ばれている入門クラス。M-1~M-5まで、5つのクラスに分かれています。
チャレンジの上のクラスは「エリア」と呼ばれる地方戦で、東北、関東、中部、関西、九州の5つのエリアに分かれて争われます。参加するには、スーパーモタードB級ライセンス以上が必要。スーパーモタードB級ライセンスは、原付以上の免許取得者であれば申請のみで取得できます。
エリアの上のクラスが、オールスターズと呼ばれているクラスで、年間7戦開催されています。参加者は、スーパーモタードA級ライセンス所持者がほとんどです。スーパーモタードA級ライセンスは、その前年のレースの戦績に基づいて発行されるものです。
エリアとオールスターズは、さらに車両別にクラスが分れています。車両別クラスは全部で4つ。moto3、moto2、moto1、moto1 unlimitedです。moto3は、エリアのみのクラス。250cc以下の市販車、150cc以下の4ストレーサー、85cc以下の2ストレーサーで争われます。moto2は、400cc以下の市販車、250cc以下の4ストレーサー、125cc以下の2ストレーサーで争われます。moto1は、450cc以下の車両(2ストレーサーの場合は250cc以下の車両)。moto1 unlimitedは461cc以上の車両で争われます。

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